未来面「新しい日本人をつくる。」経営者編第4回(2013年2月4日)

課題

得意分野は何ですか。社会にどう生かしますか

三浦惺・NTT会長

※肩書き等は掲載当時のものです。原稿のため、掲載時とは差異があります

 かつて日本の社会は同質性を求められました。戦後の日本が先進国にキャッチアップするためには組織が一体となって力を発揮する必要があり、生産するモノも少品種大量生産だったからです。しかし、時代は変わりました。日本は世界のトップランナーになり、今では追い抜かれる分野も出てきました。韓国、中国など新興国と競争していくには同質性よりも多様性、場合によっては異質性が要求されます。

□社会、よりオープンに

 そのためには日本の社会はよりオープンにならねばなりません。企業は外国人の力を生かすことで国際競争力を高めることができます。NTTグループは海外の通信会社などのM&A(合併・買収)でグローバル展開を加速させており、外国人の従業員が5万人規模になっています。海外でのM&Aの目的のひとつは今や人材の獲得です。ICT(情報コミュニケーション技術)の世界で独自性の高い技術を持つ南アフリカのディメンション・データ社の買収はまさにその典型でした。大学も海外の大学との連携強化や留学生交換の拡大などが不可欠です。ICTの発展で海外との交流が容易になり、意志さえあれば実現可能です。

 経済を動かすヒト、モノ、カネ、情報は国境を越え移動します。ヒトだけが資源の日本が少子高齢化のなかで成長を続けるには世界、とりわけアジアへの展開が欠かせません。今、大きなテーマである環太平洋経済連携協定(TPP)は農業がカギを握ります。農業従事者の平均年齢は66歳で、このままでは日本の農業は維持できなくなるでしょう。農業を基幹産業のひとつにして地方を活性化するには、後継者を育て、6次産業化を図るとともに、ICTを駆使し、競争力を高めていくことが必要です。ヘルシーな日本食ブームにより日本の農産品の輸出は着実に伸びています。今こそ世界に打って出るチャンスです。

 日本の将来にはイノベーション力の強化も重要な課題です。NTTの研究所でみると、著名な研究者の下に世界から人が集まることで、さらに研究レベルが高まっている分野があります。また、情報通信とは異なる分野の専門家との連携により全く新しい分野を切りひらいています。異質な人材が多様なコラボレーションをして斬新なものを生み出す「協創」を実現しています。

 高度な研究レベルを維持するためには、研究環境を整えることに加え、採用や人事制度を柔軟にすることも必要です。国内外から多様な人が集まり、より高い研究レベルを実現する。この知の連鎖を創り出せるかがイノベーションの命運を握っているのです。日本で人材が育ってほしいです。

 日本の若い人は最近、内向きだとの批判があります。日本から米国への留学生の数は中国や韓国に比べはるかに少なく、入社後に海外勤務をいやがる傾向もあります。ただ、東日本大震災の時に多くの若いボランティアが現地に駆けつけました。海外のプロサッカーリーグで活躍する選手も100人を超えます。決して内向きな人ばかりではありません。将来を託せる若い人材は多いと感じます。

□尖った人が活躍

 日本では若い人の起業も少ないといわれますが、NTTグループではベンチャー企業の成功事例は少なくありません。社内ベンチャーで上場を果たしたNTTデータ・イントラマートはその代表例です。ベンチャー企業が育つ条件は「好きこそモノの上手なれ」だと思います。自分が打ち込めるテーマをみつけ、全精力をつぎ込めるかが勝負の分かれ目なのです。いざとなればオフィスに寝袋を持ち込んででも開発に打ち込むような人材です。

 イノベーションやベンチャーというと理科系、技術系だけの話のように思われますが、サービス開発も重要なイノベーションです。そこでは「尖った」「マニアックな」と言われるぐらいの人が活躍します。もちろん、こうした個性を上手にコーディネートする役割も必要になるでしょう。そうした多様な人材を生かすには「失敗しても再挑戦できる人事」が必要です。企業だけでなく、社会全体に「出る杭(くい)を打たずに育てる」空気があるべきでしょう。

 思えば10年ほど前にNTTBPというWi-Fi事業の会社を立ち上げる時、社内に反対の声がありました。今ではWi-Fiを否定するなど考えられませんが、それほどイノベーションは速く、今の基準で将来は測れないのです。多様な人材を生かし、幅広いシーズ(種)をまき、育てていくことが、日本の発展にとって大切なのです。

 これから社会に出て行く大学生のみなさんに考えてほしいことがあります。国内外の多様な人材とともに新しいものを生み出していくために、どんな得意分野を磨いていますか。その個性をどのように生かしていきますか。意見をお待ちしています。

アイデア

デザインと経営をつなぐ

丸橋 裕史(慶応義塾大大学院経営管理研究科1年、32歳)

 一見相性の悪いもの同士をつなげること。そんな異質なものが一緒になって、考えもしなかったような輝きが生まれる瞬間をたくさん作りたい。

 私の得意分野は、デザインと経営をつなぐことである。出身の美術大学ではデザインを学んできた。ある時は徹夜で制作をし、またある時は数カ月実家に帰らず工房にこもり作業を続けた。ものづくりを体で覚えた。そして今は職場を離れて大学院で経営学を学んでいる。久しぶりに学生になり、数多くの経営者に会った。そしてよく聞いた言葉が「デザインをうまく使いたい」だった。

 これまで必死に取り組んできたデザインと、いま必死に取り組んでいる経営の学びを自分の中でつなげ、経営課題の要点は何か、そこにデザインは必要か不要か、必要であれば、デザインにどんな働きをさせるべきかを見つけたい。デザインと経営は、つながれば光を放つ、本当は仲がいいもの同士だと信じている。デザインと経営をつなぎ、企業の業績向上に貢献することで社会に生かしていきたい。

データ分析で問題解決

平野 佑佳(青山学院大社会情報学部3年、21歳)

 私の得意分野は統計の面からデータの分析をすることだ。よって、データから社会の問題点や改善点を抽出し、解決につなげることで社会に生かしていきたい。

 大学のゼミでは「観光産業による地域経済の活性化」をテーマに学習している。観光客の数と消費行動が経済に及ぼす影響について、コンピューターを用いて統計的な有意性を調べている。この結果、ある地域での観光による経済効果が大きい産業はサービス業、運輸業、飲食料業であることがわかった。

このデータからは、経済効果を見込める産業で雇用の拡大をはかる、あるいは、その産業が他の産業に波及効果をもたらすようなサービスを提供することなどにより、地域経済の活性化に貢献できると言える。日本の現状では、税金以外に国の収入を増加させることは難しいので、どのような産業や消費行動が経済的に好影響を与えるのかをデータから読み解くことが、良い社会を構築することにつながるだろう。

世界を救う作物を創る

武井 瞳(筑波大生物資源学類1年、18歳)

 幼少期から動物園や水族館そして植物園に入り浸っていた私は、生物が好きだ。「好きこそものの上手なれ」。その言葉通り、中学・高校と生物学が得意で、高校生の時には日本生物学オリンピックにも出場した。大学生となった今は、農業を学ぶ学部に所属している。

 私は自分の生物学の知識と知恵を生かして、世界の食糧問題を解決したいと考えている。中学生のころ、「トットちゃんとトットちゃんたち」(黒柳徹子著)という本に出合い、世界で飢餓に苦しむ子供たちの現状を知った。食糧問題という大きな問題を解決するためには学際的な取り組みが不可欠であるが、私は生物学・農学という観点からこの問題に向き合っていきたいと考えている。

私の将来の夢は、品種改良を用いて、砂漠地帯での生産が可能な穀物を「創る」ことと、従来よりも収穫量の多い作物を「創る」ことだ。生物に秘められた力を見つけて応用することで、食糧問題の解決に生かせたら本望である。

以上が紙面掲載のアイデア

地図で世界を変える

前沢 仁美(ネブラスカ大地理学部4年、22歳)

 私は地図の可能性に挑戦したい。私はアメリカの大学で地理という教科に出会い、虜(とりこ)になった。地理は世界を読み取る方法を教えてくれる。地図はそれを助ける相棒である。全ての地図は嘘つきだ。何を表したいかによって嘘のつき方を変えているだけである。だから全ての地図には目的がある。私は地図を眺め、それを汲み取ることを得意とする。

 この地図が表したい「目的」を、人々のニーズから掘り出し、それにかなった地図を作ることが出来れば、それは貴重な情報源になる。ビジネスや環境、防災、外交など分野は無限だ。GIS(地理情報システム)という技術がそれを可能にする。構造が常に変わりゆく社会を投影していくことで、世界の人々が今世界で何が起きているかをよりよく理解し、正しい選択をしていくことに貢献したい。

味覚を磨く

宮内 瑞穂(大阪大外国語学部4年、22歳)

 舌を肥やす、という言葉があるが、なるべくおいしいものを食べて、飲んで、自分の味覚を鋭くするようにしようと努力している。格安チェーン系の飲食店は学生のお財布には優しいのも事実だが、その一方、どの店もメニューが一辺倒で、自分の味覚がどんどん鈍っていくような気がする。国産の農産物が高いとされ、敬遠されがちな今こそ、日本でとれたものを上手に使ったおいしい料理を味わう必要があると考える。

 これから先、食品自給率がさらに下がり、輸入した食料品に頼らないと国民の食事が成り立たないなどという事態になる前に、われわれは自国の有する農業資源にもっと目を向け、それらを手間ひまかけておいしく調理することに注目しなければならないのではないか。一人ひとりの心がけ次第で日本人の食に対する意識が変われば、国内の農業ももっと活性化されると思うので、その一端を担うために私はおいしいものを追求し続けている。

バックパッカーになろう

田中 真穂(明治学院大国際学部2年、20歳)

 バックパッカー、それが私の得意分野だ。信じたことを迷わず実行する子どもの頃からの性格は、自分の足で道を開く楽しさを教えてくれた。旅先では極力文字には頼らない。出会った人と面と向かって言葉を交わし、五感を通じ得たものに頼るのみだ。

 衝撃だったのは、「発展途上」「地雷」という文字が伝えるカンボジアのマイナスイメージが、現地の人々と直接触れ合うことで180度回転してしまう現実である。やってみなきゃ、わからない。まず歩き出そう。道を間違えたときほど、遠回りの出会いに期待しよう。

 私の得意分野は挑戦、そして貪欲にゴールを目指すバックパッカーであることなのだ。見知らぬ土地に出会い、その日を暮らすことは、自分で自分の身を守り、他人と幸せや安心を共有することが「生きている」証なのだと教えてくれた。バックパッカーとは“内向きで静かな日本女性”という文字を、外向きでパワフルなグローバル女性という言葉に変える力をも持つ、魔法なのである。

グローバル社会で有言実行貫く

今里 春菜(横浜市立大国際総合科学部2年、20歳)

 2012年の夏、留学中に国連本部を訪れた経験から「有言実行」を意識している。海外留学を決意したのは、自分の意見をしっかり主張し、自己表現も上手な各国の学生から刺激を受けることが、グローバル社会に役立つ人材への第一歩になると考えたからだ。

 しかし、お会いした国連の職員の方によれば、日本では課題とされるリーダーシップやプレゼンテーション力など自己表現につながる能力が、米国で形骸化してきているという。国連でも口はうまいが行動に移そうとしない人は信頼を失う一方、日本人に多くみられる、寡黙だがしっかり物事を遂行する能力が見直される傾向にあるそうだ。

 自己表現力や語学力は、語学試験を受けたり、再び留学したりして、今後も磨いていくつもりだが、日本で美徳とされる粛々と任務をこなす力も大切にしたい。単なる「無言実行」では従来と変わらないため、何を目標とするかを自分やチーム内で明確に定め、言葉にすることを心掛けている。

 日本の特性を活かす有言実行こそ、グローバル社会に貢献する大きな力になると考える。

縁の下の力持ち

井上 治子(明星大経済学部3年、21歳)

 私の得意分野は、「幹事」である。一般的に、食事会や同窓会などの企画をする人を幹事と言うが、幹事の本当の仕事は、「参加者が楽しめるステージを作ること」だと考える。

 私が幹事を担当する時は、みんなが楽しめるステージ作りを意識している。人を集め、時間や金額・場所などを決め、細かい途中連絡を怠らず、さまざまな気配りを心掛けている。自分はこれから社会に出て仕事をする予定だが、国内外の多様な人材とともに新しいものを生み出していくためには、最初のステージ作りが極めて重要だと思う。例えば、誰よりも知識を身につけること、メンバーから話を聞き情報を集めること、全てのことに気を配り密な関係を作り上げていくことなどだ。

 これらに配慮していくことで、みんなが新しいものを生み出せるステージの基盤を作りあげていくのである。私は、幹事のような「縁の下の力持ち」としてステージを盛り上げることで、みんなとともに新しいものを作り上げていきたい。

問題を包括的に解決する土木構造物の施工

松下 文哉(早稲田大創造理工学部4年、22歳)

 夢は土木構造物の施工により、地域問題をハードとソフトの両面から包括的に解決することだ。例えば、防潮堤を施工する場合、防潮堤というハード対策だけでは設計強度などに不確実性が含まれるため不十分で、避難誘導などのソフト対策でハード対策を補うことが必須である。

 同時に、ソフト対策はハード対策に関わった人間と共同で考案することが必要だ。防潮堤の性質を最も理解している人は施工する技術者であるためだ。技術者がソフト対策にコミットすることで、ハード面の対策を最大限に生かしたソフト面の対策を行うことが出来ると考える。現行の土木事業では、施工技術者がソフト対策に関わることは少ない。実現には人的なネットワークが必要になる。

 私はNPO法人STeLAのスタッフとして働き、科学技術の背景を共有する人々とのネットワークを構築した。今後、STeLAで築いたネットワークを駆使し、上述の様な仕事を行いたい。

君に心と教育を届ける

重藤 祐貴(早稲田大創造理工学部3年、21歳)

 現代の教育もIT化が進み、通信教育やゲームやアプリなどの教育ビジネスも充実している。しかし、それらは恵まれた子により便利な価値を与えているに過ぎない。

 私は悩みを抱える子供たちに目を向けたビジネスを行いたい。歳の近い学生家庭教師と生徒をインターネット電話で繋ぐプラットホームを構築する。学校の勉強の復習だけでなく、対話を中心として精神面のケアをする。講師や勉強に慣れてきたら、実際に対面指導に移してもいいだろう。

 ビジネスモデル自体はシンプルであるが、コンセプトや想いが大切となる。まずは子供たちと向き合うこと、お兄さんお姉さんのような存在となり、一人でも多くの子供たちを救いたい。

統合する力

阿久津 宇慶(立教大社会学部3年、22歳)

 『100年の難問』と呼ばれたポアンカレ予想はロシアの天才数学者ペレルマンによって解決された。何より興味深いのは、彼以外の数学者が当時数学界の王座に君臨していたトポロジーを使ってこの問題に取り組んでいたのに対し、彼が微分幾何学と物理学の学際的統合によって解き明かしてみせたことだ。

 そして私は大学入学当初からプレゼンテーションを学び続けてきた。恋愛や睡眠といったカジュアルなものから各社の製品を比較するビジネスタイプのものや社会問題など様々な題材を扱ってきたが、その度に感じたのは現代に潜在するニーズや課題は複雑性を帯びていて多くの場合は複数の知識・視点から解決することが望まれるということだ。私はプレゼンを通して複数の視点を統合してメッセージを作り出す力を培うことができた。

 これから社会で多様な人材と共に仕事をしていく上でも、この統合する力を発揮して新たな創造を生み出していきたいと考えている。

農業の発展に貢献する

青山 小菜美(中央大商学部2年、21歳)

 私の得意分野は、「アグリビジネス」だ。2011年に食糧価格高騰が原因の一つとなりリビア・エジプトでデモが発生、世界人口の増加やバイオ燃料普及によるトウモロコシ需要の増加について知った。今後ますます穀物などに対する需要が高まり、生産された農作物をどのように配分するのかが重要になると考え、アグリビジネスに興味を抱いた。

 私は、現在、商学部で「流通・マーケティング」を学んでいる。これを基礎に、より専門的に農産物の流通・マーケティングを含むアグリビジネスについて学び、次のステップとして、農業大国でありアグリビジネスの研究が進んでいる米国の大学院に進学しさらにアグリビジネスについて深く研究したいと思う。将来は、その専門性を活かして、日本の農業の発展に貢献したい。

建築学と構造物理

曹 一龍(中央大商学部2年、24歳)

 私の得意分野は建築学と構造物理である。この2つのスキルはエンジニア系であるため、一見、現在学んでいる社会科学とは関係ないようにも思えるかもしれないが、社会科学の一環として欠かせないうえに、実際は、我々の生活に切っても切れないまでに密着している。

 特定の場所や環境の下にない限り、人々の偉大な発想や発明などは不可能であるためだと考える。社会科学における建築学というのは、社会に置いて様々な「場」を提供するようなものであろう。それゆえ、偉大な発想や発明というのは、通常、偉大な建築物の中で成し遂げているものだ。例えば天井の高さが違うだけでも、様々な違いが生じるであろう。

 私は、建築学と構造物理と言う自分の得意分野を武器に、人々が快適に過ごせる環境を作り出すだけでなく、偉大な何かを記録できる「場」としての環境をも創り出し、社会の進歩をその建築物と共にこの目で確かめてみたいと思う。

講  評

「必死に打ち込む経験が将来の糧になる」

 変化の激しい時代に、一人ひとりが社会で役割を果たしていくためには、「得意分野を持っていること」が大切だと考え、皆さんに質問をしました。幅広い視点から積極的な意見が数多く寄せられました。社会で問題となっている課題は何か、自分の得意分野とどう結びつけるか、よく考えていると感じ、うれしく思っています。

 今回の3点は異分野との協創・着眼点・思いの強さという面から選ばせていただきましたが、他に「様々な会合の幹事をプロ意識をもって遂行する」「国際機関での経験からコミュニケーションのとり方を工夫する」など、学問以外の面からのユニークかつ力強い意思表明もありました。

 「国家は人なり」「企業は人なり」といいますが、資源のない日本にとって、人材こそが競争力の根源です。夢と好奇心を持って、自分自身で主体的に考え、判断し、行動してください。学業はもちろんですが、ボランティア・部活など、興味を持つ分野に打ち込んでほしいと思います。失敗を恐れずチャレンジすることです。成功すれば自信がつきますし、たとえうまくいかなくても次につながるタフさや忍耐力が身につき、これからの人生において困難にぶつかったときに精神的な支えになるでしょう。そうした経験によって磨かれた「得意分野」は、やがて異分野と協創し新たなものを生み出すベースになると思います。

 先日報道発表をしましたが、NTTの素材研究者と臨床医師という全く異なるプロフェッショナルが連携してイノベーションを起こし、布状の「ウエアラブル電極」を開発しました。心電図は現在、検査の度に病院などでペーストを塗り、電極を直接肌に貼り付けて測定していますが、今回開発した電極をつけたシャツを着用するだけで、日常生活やスポーツをしている時にも常時モニタリングが可能となります。さらには遠隔診療等にも活用できます。

 日本は少子高齢化が進む中で、医療・介護や環境・エネルギー問題など、多くの社会的課題に直面しています。イノベーションを起こし、新たな技術・サービスやビジネスモデルを生み出すことによってこれらの課題を解決しなければなりません。更にそれを海外に展開することで、国際社会に貢献できると思います。

それぞれが自らの得意分野を磨くことにより、多様な分野の人々と一緒に新たな道を切り開いていけると私は信じています。皆さんのチャレンジに期待しています。

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