未来面「つくりかえよう。」経営者編第4回(2018年6月18日)

課題

「未来のWell-Beingな生活のために、何をつくり出しますか」

浜逸夫・ライオン社長

 読者の皆さんにとってWell-Being(ウエルビーイング)とはどのようなことでしょうか。「健康で安心なこと」「幸福な状態」「いきいきしていること」「肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態」などと訳されます。Well-Beingな生活に貢献していくことが、企業のあるべき姿、進むべき方向性として取り上げられることが多くなっており、健康経営やESG(環境、社会、企業統治)を進めることは企業の持続的成長のために必要なことだと思います。

 ライオンは今年、2030年の姿として新経営ビジョン「次世代ヘルスケアのリーディングカンパニーへ」を発表し、生活者一人ひとりの「心と身体のヘルスケア価値」を追求する企業として、社会的な課題に積極的に取り組んでいくことにしました。

 我が社は主に歯磨き、手洗い、掃除・洗濯などの場面で、全ての人の一日に寄り添いながら、毎日の習慣をより良くするお手伝いをする商品を世の中に送り出してきました。健康、快適、清潔・衛生を通じた新たな顧客体験価値の創造により、毎日の習慣を、もっとさりげなく、楽しく、前向きなものに“リ・デザイン”して「次世代ヘルスケアのリーディングカンパニーへ」を実現していこうと考えています。そして、Well-Beingな毎日を提供していくことは、新経営ビジョンの下、我が社が未来に向けて生み出す社会価値の大切なテーマとして捉えています。

 デジタル革命が進み、世の中の変化のスピードはさらに速くなっています。我々の生活は、新たなテクノロジーを使うことで、新しい価値を創出できるはずです。人工知能(AI)、様々なモノがインターネットにつながるIoTなど最近のテクノロジーを使った新たなヘルスケアビジネスの創出も視野に入ります。

 口腔(くう)ケアから全身健康ケアにつながるオーラルヘルスケア事業はさらに進化し続けることでしょうし、子どもの頃からより良い生活習慣を身につけていれば健康寿命を延ばすことにもなるはずです。日常の生活の中からQOL(クオリティー・オブ・ライフ)向上のための健康習慣を“リ・デザイン”することも可能でしょう。

 私たちができる価値創造はいろいろあります。企業の存在意義は、企業活動によって社会に価値を還元していくことです。

 未来のWell-Beingな生活とはどのようなものでしょうか。いきいきとした心と身体で充実した日々を過ごすために、皆さん自身は何をつくり変えたり、生み出したりしていきますか。また企業はそれをどうサポートしていけばよいのでしょうか。

 そこで皆さんにお尋ねします。「未来のWell-Beingな生活のために、何をつくり出しますか」。新たな価値を創造していくためのアイデアをお寄せいただきたいと思います。

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